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LPIC1 合格体験記:Linux 初心者が資格取得を目指した理由と実践した学習方法について

私はインフラ専門ではないですが、LPIC1(101 試験及び 102 試験)に合格しました。今回は、私が LPIC1 資格を取得しようと思った理由や、その学習方法についてお話しします。資格取得を目指している方や、Linux のスキルを伸ばしたいと考えている方の参考になれば幸いです。

実績

試験結果

無事に一発合格できました! 得意ではない分野もありましたが、101 試験と 102 試験のすべての分野で 75%以上の得点を達成できたので、自分なりに努力が実を結んだと思います。

資格取得を目指した理由

1. 案件内容で Linux の基本が必要になることが多い傾向にあるから

私は主にアプリケーション開発に携わっていますが、インフラ関連の知識が求められる場面も少なくありません。例えば、サーバー設定やログの確認といった基本的な作業が案件に含まれることがあります。LPIC1 を取得することで、こうした場面で役立つ知識を体系的に学べると考えました。

2. 会社の補助があったから

資格取得には費用もかかりますが、私の会社では福利厚生で資格取得の補助制度がありました。少しでもスキルアップするために、有効に活用しない手はないと思い、LPIC1 の受験を考えました。

3. CUI に強くなりたいと思ったから

LPIC1 は基本的なコマンドの問題が多く、CUI(キャラクターユーザインターフェース)でコマンドベースで操作します。いつもは GUI(グラフィカルユーザーインターフェース)で視覚的に操作しているので、CUI でコマンドを入力するのに抵抗がありました。そこで、LPIC1 を取得することで、コマンドと CUI への理解を深められると考えました。

学習方法

LPIC1 を取得するためには、さまざまな教材やツールを活用しました。以下に、私が実践した学習方法を紹介します。

1. Ping-t

Ping-t Ping-t

Ping-t は、LPIC だけでなく様々な IT 試験の対策ができるオンライン学習サイトです。LPIC Lv1-101 に関しては無料で利用することができます。問題数が豊富で、繰り返し解くことで確実に力がつきます。未出題・ミスの問題、ヒットやコンボの問題を記録できるのもとても便利です。

合格に向けて、以下のやり方を実践しました。ぜひ参考にしてみてください。

  • まずは、分野ごとに問題を解いて学習を進める。
  • 最初はハードルを下げるために、1 回の出題数を 5 問程度に設定する。慣れたら出題数を多くする。
  • 間違えた問題については、解答や参考をじっくり読んで理解する。
  • 全分野 8 割ぐらい得点できるようになったら、模擬試験にチャレンジする。
  • 受験前までに全問 9 割以上の正答率に仕上げる。

2. LPIC レベル 1 スピードマスター問題集: Version5.0 対応 101 試験、102 試験対応

LPIC レベル 1 スピードマスター問題集: Version5.0 対応 101 試験、102 試験対応

LPIC レベル 1 スピードマスター問題集: Version5.0 対応 101 試験、102 試験対応

通称「白本」です。Ping-t の補強として使用しました。Ping-t では網羅しきれない部分や深掘りしたい内容について、白本を活用しました。

3. Linux 教科書 LPIC レベル 1 Version5.0 対応

Linux 教科書 LPIC レベル 1 Version5.0 対応

Linux 教科書 LPIC レベル 1 Version5.0 対応

通称「あずき本」です。あずき本は、教科書や辞書のように使える教材です。特定のコマンドや設定について調べたいときに重宝しました。また、スキマ時間に軽く読み返すことで、知識を定着させました。

4. Linux 教科書 図解でパッとわかる LPIC/LinuC

Linux 教科書 図解でパッとわかる LPIC/LinuC

Linux 教科書 図解でパッとわかる LPIC/LinuC

この本は、内容が比較的浅めで大枠を理解するのに適しています。LPIC1 の全体像を把握するために、通勤時間などのスキマ時間に読み進めました。

5. 生成 AI(ChatGPT)

分からないことがあった場合は、ChatGPT を活用して即座に解決するようにしました。例えば、「特定のコマンドの意味がわからない」「設定の手順が理解できない」といったときに、AI を利用することでスムーズに疑問を解消できました。

最後に

学習の振り返り

最初はインフラエンジニアではない自分にとって、覚えることが多く難しく感じました。しかし、毎日少しずつ勉強を進めることで、徐々に正答率が上がり、学習が楽しくなってきました。

実務での活用

実際の案件では、Linux が直接必要になる場面は少なかったものの、タイムスケジューラーの設定や Ubuntu の操作を行う機会があり、学んだ知識が役立ちました。

CUI への抵抗感がなくなった

以前は CUI での操作に抵抗がありましたが、学習を通じてその感覚が薄れました。bash で基本的なコマンド(cd や mkdir など)をよく使いますし、npm パッケージや Git の操作で CUI を使う場面が多いので、学習した甲斐があったと思いました。

LPIC1 の学習を通じて、エンジニアとしてのスキルが一段と向上したと感じています。これから資格取得を目指す方の参考になれば幸いです!

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